「新人だから飲み会は断れない」と思っていませんか?毎週のように誘われて、お金も体力もメンタルも削られていく。でも、断ることは悪いことではありません。飲み会は業務ではなく、参加はあくまでも任意です。
大切なのは「断り方」です。印象を悪くしない上手な断り方を知っておけば、人間関係を壊さずに自分の時間を守ることができます。実際に、飲み会に毎回参加する人と断る人で、仕事の評価に差がつくことはほぼありません。
この記事では、新人でも印象を悪くしない飲み会の断り方フレーズ集と、断った後のフォロー方法を解説します。参加すべき飲み会の見極め方もお伝えしますので、ぜひ活用してみてください。

新人が飲み会を断ってもいい理由
飲み会は業務ではありません。参加は任意です。
「新人のうちは付き合いが大事」という文化はまだ残っていますが、「飲みニケーション」を重視しない企業は増えています。厚生労働省でも「つながらない権利」の議論が進んでいます。
飲み会に毎回参加する人と断る人で評価に差がつくことはほぼありません。仕事の成果と日常のコミュニケーションで十分です。「飲み会に行かないから評価が下がる」ということは、まともな会社ではありえないのです。
飲み会を断る前に考えること
参加すべき飲み会とスキップしてOKな飲み会
すべての飲み会を同じ重要度で考える必要はありません。
- 参加したほうがいい飲み会:歓送迎会、忘年会・新年会、チーム立ち上げの親睦会(年に数回程度)
- スキップしてOKな飲み会:毎週のカジュアルな飲み、二次会、金曜ごとの恒例飲み
全部参加する必要もないし、全部断る必要もありません。「重要なものだけ参加して、それ以外は断る」という戦略が最もバランスが良いです。目安としては「3回誘われたら1回参加する」くらいがちょうど良いでしょう。
印象悪くならない断り方フレーズ集
体調系
- 「すみません、ちょっと体調がすぐれなくて…」
- 「最近お腹の調子が悪くて、お酒控えてるんです」
- 「今日はちょっと頭痛がして…すみません」
予定系
- 「今日はちょっと先約がありまして…」
- 「家族との用事があって、すみません」
- 「習い事の日なんです。すみません!」
お金系
- 「今月ちょっと出費が重なっていて…」
- 「引っ越したばかりで出費がかさんで…次回ぜひ!」
前向き系
- 「ぜひ参加したいんですが、今日は難しくて。次回ぜひ!」
- 「ありがとうございます!今日は行けないんですが、また誘ってください」
- 「行きたかったんですが、今日はどうしても外せない用事が…」
ポイントは「感謝+理由+次回への意欲」のセットです。断っても「参加する気はある」と伝えることで、印象をキープできます。
お酒が飲めない人向けフレーズ
- 「お酒は飲めないんですが、ソフトドリンクで参加しても大丈夫ですか?」
- 「アルコールがダメな体質なんです。でも食事会なら喜んで!」
お酒が飲めなくても参加は可能です。ただし、飲まないのに割り勘で負担が大きいなら、無理に参加する必要はありません。

断るときのNG行動
- 嘘がバレるような理由を使う:「祖母が入院して…」を何度も使うと信頼を失います
- 当日ドタキャンの繰り返し:予約の関係もあるので、できるだけ早めに断りましょう
- SNSに別の予定を投稿する:断ったのに「友達と遊んでる投稿」をしたら印象は最悪です
- 飲み会自体を否定する:「飲み会って無駄ですよね」等の発言はNGです。参加する人の気持ちを考えましょう
断った後のフォロー
翌日に一言添える
「昨日は行けなくてすみません。楽しかったですか?」と翌日に声をかけるだけで、「断ったけど気にかけてくれてる」と好印象になります。この一言があるかないかで、印象は大きく変わります。
選択的に参加する
全部断るとさすがに印象が悪くなることもあります。歓送迎会や忘年会だけは参加するなど、自分ルールを決めておくのがおすすめです。
飲み会以外のコミュニケーションを大切にする
飲み会に参加しない分、日常のコミュニケーションを意識しましょう。
- ランチに誘う:「今日一緒にランチ行きませんか?」は飲み会より参加しやすい
- 雑談を増やす:休憩時間に「最近どうですか?」と声をかける
- 差し入れをする:お土産のお菓子を配るだけで好感度UP
- 「ありがとう」を多めに言う:日常的な感謝の言葉は、飲み会以上の信頼関係を築きます
飲み会の出費を抑える方法
参加するとしても、出費は抑えたいですよね。
- 二次会は断る:「一次会だけ参加します!」と最初に宣言しておく
- お酒を控える:ソフトドリンクにすれば飲み代が抑えられる場合もあります
- 幹事に事前に伝える:「予算が厳しいので、できるだけリーズナブルなお店だと助かります」
飲み会を強制されたら
断ったのにしつこく誘われる、不参加を理由に嫌味を言われる…これはパワハラに該当する可能性があります。厚生労働省「あかるい職場応援団」で相談先を確認してください。
具体的にパワハラに該当する可能性がある行為は以下の通りです。
- 断ったことで業務上の不利益を受ける(仕事を回さない、情報を共有しない等)
- 「飲み会に来ないやつは仲間じゃない」と排除される
- アルコール・ハラスメント(飲めない人に無理に飲ませる)
- 「付き合いが悪い」と人事評価に影響させる
飲み会のストレスでメンタルに影響が出ている場合は、「こころの耳」にも相談できます。参考:厚生労働省 職場のメンタルヘルス対策
よくある質問(Q&A)
Q. 飲み会に一度も参加しないと孤立しますか?
A. 飲み会以外でコミュニケーションが取れていれば、孤立することはありません。ランチに誘う、休憩時間に雑談するなど、日常的な交流を意識すれば十分です。逆に、飲み会にしか参加しない人のほうが「酒の席だけの付き合い」になりがちです。
Q. 上司に「飲み会も仕事のうちだ」と言われました
A. 飲み会が「業務」であれば、残業代が発生しなければなりません。「業務命令として参加しろ」と言うなら、残業代を請求する権利があります。そう伝えると、大抵は「強制ではない」に変わります。
Q. お酒が飲めないと打ち解けられない気がします
A. お酒がなくても打ち解けられます。飲み会の場では、お酒を飲んでいるかどうかより、「楽しそうに話を聞いてくれるか」が大事です。ソフトドリンクでニコニコ相槌を打っている人のほうが、酔って絡んでくる人より好印象です。
まとめ:断るのも社会人スキル
- 飲み会参加は義務ではない
- 「感謝+理由+次回」のセットで好印象キープ
- 翌日の一言フォローが効果的
- 歓送迎会など重要なものだけ参加する戦略
- 飲み会以外のコミュニケーションを大切にする
- 二次会は断ってOK
- 強制はパワハラの可能性。相談を
飲み会を断ったことを理由に業務上の不利益を受けた場合は、パワハラに該当する可能性があります。証拠を残して、人事部や外部機関に相談しましょう。
一人で抱え込まないでくださいね。あなたの時間とお金は、あなたのものです。「断る力」は社会人として一生使えるスキルです。今のうちに身につけておけば、これからの仕事人生がずっと楽になりますよ。




